• ノンフィクション童話「ひとりぼっちの太陽とうつむきヒマワリ」〜信じあう二人に贈る〜

    by  • 2015年8月5日 • エッセイ・コラム • 0 Comments

    太陽はひとりぼっちでした。

     

    だれもこちらを見てくれませんでした。

    自分が必要かどうかわからないまま、それでも輝き、熱を発し続けていました。

    ひとりで自分の役目を果たそうとしていました。

     

    そんなある日、太陽はある星に一輪のヒマワリを見つけました。

    そのヒマワリはすこしだけうつむいていました。

    顔が下向きなので、雨がふると、しずくが顔から滴り落ちます。

     

    太陽は気になりました。

    しばらく見ていると、ヒマワリも気がついたのでしょうか。

    ふと顔をあげました。

     

    ヒマワリと太陽は目が合いました。

    ヒマワリも太陽を見つけました。

     

    次の日、太陽はまたヒマワリに会いにいきました、

    なんだか顔がすこし上を向いた気がしました。

     

    また次の日、そのヒマワリに会いにいきました。

    やっぱりヒマワリの顔はすこし上向きになっていました。

     

    その次の日は曇り空。雨の日でした。

    お互いに見えないのですが、それでも太陽はいつもどおり輝きました。

    ヒマワリは顔をあげました。

     

    もうおわかりですね?

     

    それからというもの、もうヒマワリの顔から雨が滴ることがなくなりました。

    太陽も、もう一人ぼっちじゃありません。

    見てくれるヒマワリがいます。

    たまに曇り空や雨の日もあって、お互いが見えなくなる時もありますが、なにも心配していません。

     

    ヒマワリは、自分を照らす太陽があることを見つけ、知りました。

    たくさんの良い種を実らせ。太陽に向かって力強くのびていき、いつも元気でいることを知りました。

     

    太陽は自分を見つめてくれる花、ヒマワリがあることを知りました。

    太陽を嬉しがらせる花があることを知りました。

    自分は元気な笑顔を咲かせることができることを知りました。

     

    そして太陽とヒマワリは、なにがあってもこわれない仲良しさんとなりましたとさ。

    DSC08342

    とっぴんぱらりのぷ〜。

     

    豊嶋浩平


    About

    うさノート諜報部員。 ライター兼イラストレーター兼カメラマンを担当。 面白くないことでも、なんとか面白くしようと努力する。 大まじめなことも、どうしてもふざけて伝えてしまう。 人を笑わせて、笑顔にするのが好き。 人の話を聞くのが好き。 エロい話をこよなく愛する。 モチベーションは「自由」 生まれ持ってのリーダー肌で完全志向。 効率が第一だが、計画性がない。 論理的思考で、深く物事を見つめる。 遅咲きの作家志望。 将来の夢は、緑化で地球環境を守ること!(まじめに) 感性集約思考型右脳派うさぎ男。 好きな言葉「自らの果たすべき貢献は何かという問いからスタートするとき、人は自由になる」「どっちにしろ失敗する可能性があるのなら、好きなことに挑戦した方が絶対に良い」

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