• 「根性のあるタバコ事件」

    by  • 2013年7月10日 • エッセイ・コラム • 0 Comments

    どーもてるやです。

    これは私の友人が実際に体験した話です。

    その友人とはハッピーシーズの回にも登場した黒尽くめの人物です。
    仮に「MIB氏」としておきましょう。

    その日は仕事が超多忙で食事もロクに取れなかったMIB氏、やっと仕事が一段落したので、休憩のためタバコを吸おうとしたら、ちょうどタバコを切らしていた。

    そこで、近くの自販機でタバコを買うことに。

    「カターン!」
    お気に入りのタバコの購入ボタンを押して、取り出し口に手を伸ばしたが、タバコがない。
    「あれ?」

    よくよくタバコを探してみると、取り出し口の隅っこにタバコが立ったまま挟まっている。

    「ビシッ!!」
    あまりにもキレイに立っているので、なかなか取り出し口から出て来ない。
    まさに“直立不動”

    それでもなんとかタバコを取り出そうとするMIB氏。
    無駄に根性があるタバコ。

    「ポーン!」
    やっとタバコが取り出せたのはいいが、力を入れ過ぎたためタバコがそのまま転がってしまった。

    「コロコロコロ・・・」

    MIB氏は後にこう語っています。
    「キレイにタバコが縦に転がっていったんですよ。それはまるで体操選手の側転のようにキレイな転がり方でした。」

    「コロコロコロ・・・」
    タバコを追うMIB氏、転がるタバコ。

    「コロコロコロ・・・」
    タバコを追うMIB氏、転がるタバコ。

    すると、キレイな側転を見せていたタバコ選手が突然消えてしまった。
    なぜ?

     

    「コロコロコロ・・・ポチャーン!」
    MIB氏「うわー!」

    なんとタバコが排水溝に落ちてしまったのです。

    道路の排水溝にはコンクリートが乗っかっていて、コンクリとコンクリの間に隙間が空いていますよね。
    コンクリ2枚分だと長方形のような形になるあの隙間。

    s_IMG_2263

    タバコ選手はその隙間めがけて大回転をおこなってしまったのです。

    MIB氏は後にこう語っています。
    「ええ、ある意味奇跡でした。縦に奇麗に側転しただけでなく、彼はそのまま縦に排水溝の隙間に吸い込まれて行ったのです。」

    しかもその様子を通りすがりのサラリーマンに全て見られていたそうです。
    「ププッ!」
    落胆するMIB氏を尻目に笑いを堪えながらサラリーマンは去って行った。
    きっと「良いモノを見られたなあ」といった所でしょうか。

    しかし、事件はこれだけでは終わりません。

    「あーもったいない。」
    サラリーマンが去った後に、MIB氏が半ば諦め気味に排水溝をのぞいてみると・・・。

    「ビシッ!!」

    なんと、タバコ選手が排水溝の底に居るではありませんか!
    しかも、”直立不動”。

    そうです。
    タバコ選手はキレイな回転だけではなく、見事に着地も決めてしまっていたのです!!
    さすが根性のあるタバコ。

    MIB氏は思いました。
    「見ず知らずのサラリーマンに笑われて恥ずかしかったけど、ここまで根性のあるタバコは、是非俺が救って・・・いや吸ってやらねば!」

    自宅に帰り、ごみ取り用のトングを取ってきたMIB氏。
    しかし、排水溝の隙間が小さ過ぎて手が引っかかりトングが入らない。

    仕方がないので、両手の人差し指と中指、4本の指を使い隙間にトングを入れた。
    でも、人差し指と中指だけなのでなかなか力が入らない。
    クレーンゲームのクレーンのように4本の指でトングを使い、タバコを挟み、なんとか持ち上げるMIB氏。

    「ツルッ!」
    暗い地底からあと数センチで地上、という所でなんとトングがズレてしまった。

    「ストーン・・・」無惨にも落下するタバコ選手。
    「うわー!」(2回目)

    残念ながら、今度は横向きに落ちてしまいタバコ選手は遠くへ旅だってしまった・・・。

    その後、MIB氏はコンビニでタバコを買ったそうです。

    「最初からそうすれば、良かったよ」(MIB氏)
    「まあ、お陰様で面白い話が聞けましたよ。」(てるや)

    皆さんも根性のあるタバコを買うときは、排水溝に注意しましょう。


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